857戸の国際学生宿舎・東京大学
<目白台インターナショナル・ビレッジ>や
PFIによる300戸の東京藝術大学学生寮
<藝心寮>など、
これまでの枠を超えた
ビッグプロジェクトに挑戦しています。

Case 01

国家プロジェクト
「スーパーグローバル大学創成支援事業」に挑む

国家プロジェクト
「スーパーグローバル大学 創成支援事業」に挑む

営業推進課 古木 康博営業推進課古木 康博

学生マンションの企画・運営ノウハウ、国際学生宿舎の運営実績を活かし、日本最大級の国際学生宿舎のプロジェクトに参画、運営を行っています。

営業推進課古木 康博

国際学生宿舎の
マネジメントにより
日本の大学の国際化に貢献

当社の不動産ソリューション事業では、日本を代表する国立・私立大学向けに国際学生宿舎・学生マンションの企画・開発から運営までを行っています。
その中で私は、大学の入試広報部門・学生支援部門に対して、学生募集戦略の一環としての国際学生宿舎の提案を担当しています。

「スーパーグローバル大学創成支援事業」とは、日本国外の大学との連携などを通じ、徹底した国際化を進めて、世界レベルの教育研究を行う「グローバル大学」を重点支援するために、2014年に文部科学省が創設した事業です。当社は、外国人留学生の「住まい」に関わる分野において大学と提携しており、国際学生宿舎をマネジメントすることにより日本の大学の国際化に貢献しています。
直近の事例として「東京大学目白台インターナショナル・ビレッジ(以下「MIV」)プロジェクト」をご紹介します。

  • 国際学生宿舎のマネジメントにより日本の大学の国際化に貢献
  • 国際学生宿舎のマネジメントにより日本の大学の国際化に貢献

居室数850戸超となる
日本最大級の国際学生宿舎

このプロジェクトがスタートしたのは2014年。居室数850戸超となる日本最大級の国際学生宿舎のプロジェクトには、日本を代表する多くの大手不動産会社が入札に参加し、最終的に当社グループが採択されました。
採択された理由は、大手不動産会社の総合力よりも、これまで当社が築いてきた学生マンションの企画・運営ノウハウ、また慶應義塾大学や立教大学などでの国際学生宿舎の運営実績が評価されたのだと思っています。

私は、プロジェクトリーダーとして、当社の開発設計部門やプロパティマネジメント部門、マーケティング部門など、様々な関係部門と一緒に、竣工までの進行管理を行いました。前例のないことばかりで試行錯誤の毎日でしたが、「日本最大級の国際学生宿舎プロジェクトに携わっている」ということが、大きなモチベーションになりました。

MIVは、2019年9月に無事竣工・運営開始いたしました。現在は、MIVを含め当社が運営する他の国際学生宿舎をマネジメントするチームと一緒に、30ヵ国以上の外国人留学生が、快適な環境で活発に国際交流ができるプログラムを運営しています。

Case 02

PFIによる国立大学の学生寮運営事業

PFIによる
国立大学の学生寮運営事業

開発課 木村 満博開発課木村 満博

芸術大学の学生の生活の場としてふさわしい施設作りだけでなく、安定した事業計画と効率的な施設運営の両立を実現しました。

開発課木村 満博

民間企業のノウハウによる
土地活用や事業運営

私は、当社の不動産ソリューション事業の中で、学生マンション・学生寮の開発といった、いわゆる「デベロッパー」と呼ばれる役割を担当しています。個人・法人オーナーが所有する不動産の収益化のために学生マンションプランを企画・提案するのが主な仕事です。

さて、皆さんは、国や地方公共団体が所有する土地を活用し、不動産投資の効率性を最大限向上させていこうとする「PRE戦略(Public Real Estate)」という言葉をご存知でしょうか。
近年、このPRE戦略の一環として、公共施設の建設・運営などを民間企業の資金や技術を活用して行う「PFI(Private Finance Initiative)」が盛んに行われています。国立大学が保有する土地についても、このPFIによるキャンパス整備や学生寮建設・運営の民間企業協力が求められています。
そこで当社では、国立大学の学生寮計画立案段階からトータルマネジメントし、長期にわたる事業の安定化とサービス水準の維持といったニーズに応えています。
ここでは、その代表例である2014年に竣工した東京藝術大学「藝心寮」についてご紹介します。

  • 民間企業のノウハウによる土地活用や事業運営
  • 民間企業のノウハウによる土地活用や事業運営

学生、教職員等が共に学び、
地域と共に交流できる場

東京藝術大学からは、「学生が暮らしながら創造的な活動を行うために、ふさわしいデザイン性と機能性を併せ持つ部屋をリーズナブルに提供したい」、 「継続的な事業収益と効率的な施設運営を目指したい」

という難しいニーズを両立させることを求められましたが、当社では、企業が保有する不動産を学生マンションとして有効活用するという、これまで積み重ねてきた学生マンション事業ノウハウを中核に、様々な協力企業との連携による独自スキームで、この課題を解決することができました。
当社が2014年から30年間、維持管理運営を行うこととなったこの「藝心寮」では、自室でピアノの練習ができる防音タイプの部屋や、音楽練習室、アトリエ、演奏会や展覧会などにも使用できる交流サロンを設置しました。
学生寮としての安全性や品位を損なうことなく、住居でありつつ、様々なイベントなどを通じて、地域の方々との世代を超えた新たな交流やコミュニティが生みだせる、芸術大学ならではの学生寮として注目を集めています。